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2005年03月02日

「知っている」と「知っているけど...」そして「誰が言うか」

インターネットの普及により分からないことがあったらすぐ調べられ、人々はネットに聞けば沢山の情報が得られるようになった。
ネットが普及する前は図書館あたりで調べるぐらいであろうか?それでも必要な情報が探し出せなかったり、最新情報調査には無理があったし、お堅い図書館の資料ではアブノーマルな話題は調べようがなかった。
人々は今では、ネットに聞き、回答を得、いろいろなことを「知っている」のである。
その一方で「知っているけど...」というものがある。私の例で挙げると「2ちゃんねる」である。
私はIT関連の仕事をしているので、知らないわけがなく、友人からかなり初期の段階でその存在は認識していた。しかし、あえて避けていた。ドメインが2ちゃんねると思われるものなら、ウィンドウを閉じていたぐらいだ。
それはなぜか?2ちゃんねるを初めて訪れた人の中では、あまりの誹謗中傷に驚かれた方も多いのではないだろうか?そして莫大な情報量があることを認識しつつも、それら蛮人と関わりを持つことを恐れ「信頼するべき情報ではない」と避けた。
友人や社の人などから、いくら2ちゃんねるを薦められても手を出さなかった私が改めたのは、梅田望夫さんのブログ、「電車男」に見る2ch文学の可能性を見たためである。
ブログの面白さもさることながら、切り口もいい。「恋愛」という万人受けする話題を間口として、2ちゃんに導いているのである。それにより先のことのように入り口で悪いイメージを持ち、敬遠してしまうこともない。「時代に乗り遅れるぞ」みたいなちょっとした圧力も、難解な2ちゃんコミュニティを理解しようというモチベーションとなった。
それに梅田さんの的を得た今までのブログやPROFILEからも「さすが院卒は違う」と一気に信頼するものと化したのである。
友人の一人が「どんなにすばらしいことを言うか」が問題ではない「誰が言うか」が問題だ。ということを言っていたが、今回のことはまさにそれを感じ、ネットにおいて1個人が不特定多数に影響を与えて、トラフィックを左右できることに驚きも感じる。

投稿者 verju : 2005年03月02日 10:52

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