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2005年03月15日

食器洗い乾燥機(DW-SX4000)のレビュー

日本では皿洗い機がひそかなブームである。外国人からすると「何を今更?」と思うかもしれない。
実は私は10年ほど前、カナダのモントリオールにホームステイしたことがある。
その当時、どの家庭にもあたりまえのように皿洗い機が設置されているので、驚いた記憶がある。それからすると、この分野で日本は大変遅れているのである。
その理由として、日本では丼や茶碗などが主流であり、ご飯がこびり付いたりしてうまく洗えなかったのが技術革新により改善され、女性の社会進出により需要が高まってきたことも原因としてあるように考える。
私は学生の頃、皿洗いのバイトをしていたので大変さが結構分かるのである。母は手荒れが大変だというし、祖母は洗っている時、手がつれてしまうことがあるという。祖母と母が喜ぶと思って購入した。
さて、レビューに移ることにしよう。
DSC00184.JPG
ちょっと位置が気に入らなかったので片手でずらそうとしたら結構重い。白物で軽そうに見えるが製品重量は約20kgある。
付属の給水ホースは本体の裏中央から出ている関係上、前面端から60cmほどの距離に水道がなければならない。ほとんどシンク付近に設置すると思うのでこれぐらいの長さがあれば問題ないと思うが、離して設置するなら注意が必要だろう。
食器洗い乾燥機(DW-SX4000)の売りの1つとして台所用洗剤が使用できることである。これにより台所用洗剤の買い置きが無駄にならないし、今後贈り物として貰ったとしても利用できる。それに「すぐには手洗いがなくならないのでは?」との思いもあった。会社勤めの母のコメントにも
「夜、いっぱい洗い物があるときには便利だよ。でも朝は手で洗った方が早いから使わないけどね」
とのことで「やっぱりな」と思った。
「洗ってそのまま残しておけばいいのに」
と私は言ってみたものの、「嫁姑問題で食器を残しておけないのだろうか?」と考えてしまった。
上記にあるようにモードによっては最長2時間掛かったりする。でも食事の間隔はそれ以上なので問題ないと思う。
お父さんは「こんなの関係ない」と思うかもしれないが、食器洗い乾燥機の設置により「弁当の隅に汚れが残っているなー」っていうのがなくなるし、洗剤や水道代の節約になる。メーカーの試算では手洗いに比べ年間約83000円の節約とのことで1年で食器洗い乾燥機の元が取れてしまうのである。
働く女性は自分へのご褒美に、これからの新社会人は今までの感謝の気持ちとして贈り物にも良いと思う。
食器洗い乾燥機を設置した当日、私が居間で本を読んでいると
「肩こっているか?」
と母が何かとつっかかってきた
「うーん、なんだよ。大丈夫だよ」
って答えたが、ふと見ると母はとても幸せそうだった。

投稿者 verju : 2005年03月15日 23:02

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