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2005年07月09日
クリエーターとコンスーマー
今年になってIT関連が世の中の話題になったりして、好むも好まざるにもかかわらず今までそんなことにあまり興味のなかった人も、強制的にこの流れに巻き込まれた。
またそれに乗って大手プロバイダーもこぞってブログサービスを立ち上げ、一般の人でも簡単にネットに情報提供できるようになった。
そして、新学期も重なり爆発的にブロガーが増えたのは疑いのない事実だろう。
この状況は一種の、1億総クリエーター時代が到来したと考えてもいいだろう。
しかし、人は今まで本を読んだり音楽を聴いたり遊んだりしていた。それらにネット巡回やホームページ作成が加わる。
またHDDレコーダーの普及がそれに拍車をかける。簡単に大量の映像メディアを取得することが出来るようになったため、時間シフトめいいっぱいである。
クリエーターと同時に自分も、それを享受するコンスーマーなのである。自分が映画や音楽などを楽しんでコンスーマー寄りになると、クリエイトがおろそかになり、ブログ(それに限らず音楽や映像の)提供を楽しみにしているその他のコンスーマーをガッカリさせてしまうことになる。
逆もしかりで、クリエイトだけに没頭していると内容の幅が広がらなくなったり、ネタに困ったりする。またせっかくの遊び(コンスーマー寄り)に出てもブログのためにと、写真を撮りまくったり(クリエイト寄り)するとせっかくの遊びが、なんだか楽しめなかったというような本末転倒なことが起こったりする。
さて、そこで「自分の中でのクリエーターとコンスーマーの配分を考えよう」と言うのだろうか?いや違う。大部分の人はコンスーマー(寄り)なわけで、莫大なコンテンツを処理するために四苦八苦しているのが現状だ。
そんなことなので、そのわずかなクリエイトも削ってしまおうと考えるかもしれない。
玉石混合ではあるが、ネットにコンテンツが多いことは良いことである。
なので私は「クリエイトするようにしよう」と思ってクリエイト側に傾いている方がちょうどいいと思っている。
投稿者 verju : 2005年07月09日 23:30
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