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2006年04月15日
ミニトリップに出かけよう
と言っても大したこと無いんだけれど。
「自転車などで自分の身近なところで行かないところを行って、ちょっとした発見をしよう」というのがこのことの趣旨で、確かネットでそんなサイトもあった。
まあ、暇なんで「自転車でちょっと走りましたよ」ってのが今回の話。
～まえおき
「おーい、あんちゃん！遊ぼうよ。」
「うーん、あと1時間。」
休日になると姉貴が実家に子供をつれて帰ってくる。「また来たんかよ？このガキども。」と思いつつも、これといってやることが無いので、ちょっと眠ってから起きて、眠い目をこすりながらビニールで出来たイガイガした？ボールでキャッチボールする。
しかし、昼まで寝ていて腹へったんで、金田亭にラーメンを食いに行こうとすると、ヤツは昼飯食べたのに一緒に食べに行くと言う。
「お前の胃袋は宇宙かよ？」
しょーがねぇ連れてってやるか？そんな話を聞いた(飯を食ってない)姉貴、さらには兄まで行くことになってしまい
「オレがおごってやるからよ、好きなだけ食え。」
ってな事になってしまった。
食べ終わって家に帰ってから、
「よーし、昼寝でもするか？」
と言って、しばらくしてから抜け出し、そしたら
「ラジコンで遊ぼうよ？」
って来て、次は兄が一緒にラジコンで遊んでいる隙にこっそりと抜け出す。
しかし、ことごとく見つかってしまい(いつもながら自室に帰ってネットとかしてるんで、あたりまえか)、その度に遊んで気が向いたら自室に戻るパターン。しかし
「前行ったように、自転車でどっか行こう。」
というのには、ピピンときた。それは前回、悔しい思いをしたのを思い出したからで
「よし！探検に行こう。」
ということになった。
～まえおき終わり
確かこの辺にあったと思うんだけど。。。自宅から自転車で10分もしないうちに、それはあった。
古墳だぜ？古墳。前回は見つからなくて悔しかったんだよな。
山頂に登って眼下を見下ろす。
田んぼばっかの田舎だったのに、ここだけ東京のような密集地。「ここは古墳の集落だな？」と日本史的な思いをはせると、ヤツは
「もう、行こう。」
とか言い出す。「は？ロマンが分かってないな。昔の人が手作業で土を盛り、それが今に残る。感慨深いじゃないか」写真を何枚か撮り、名残惜しいが下山する。
もうオレの冒険は早くも満足。次はどこ行くの？って感じ。面倒くさいんで
「はぁ？冒険だぜ？冒険に”どこへ行く？”ってのがあるか？今度は、お前がこのパーティーのリーダーだ！お前の好きなところに行け！」
そして、ドラクエの音楽を口づさむ。
しかし、普通に道路とか走っているので(当たり前か)
「つまらん、ひじょーにつまらん。」
まったく、子供のくせして冒険心が足りない。ガマンできずに
「よし！オレについて来い」
ということで、やりたい放題。駐車場を突っ切ったりとか、砂利道、人ひとりがやっと通れるあぜ道、最後になると用水路の細い道など、、、もはや道ではない。
ヤツが、かがんだので「なにかな？」と思ったらクモの巣だった。
「チャララ、チャッ、チャッ、チャッー♪(ドラクエのレベルアップ)おー、すげーな？レベルアップしたよ？オレだったら危うくトラップに引っかかってるところだぜ？」
土手に到着する。
土手に上ると、遠くに菜の花がある
「おー、ナウシカの金色の野原だぜ！」
そこに行って「ラン、ランララ、ラン、ラン、ラン♪」とやりたかったが、写真にオサンが写ってしまうので、恥ずかしいのでやめておいた。
「よし、自転車で下るぞ！」
土手を自転車で下るのに、「えー？」って感じで尻込みしていたので、「まったく、子供のくせして。。」と思い、仕方なく今回はオレが先になって下る。
そしてまたヤツが先頭となり、細い道を抜け、ついにこの冒険の最終地「最果ての川」に到着する。
帰りの土手の下りで、今度はヤツが下ると言い出した。
コンクリートで出来た階段の脇の坂で、かなり急だ。
「ちょっと待ってろ！」
ちょうどジジイとババアが犬の散歩なので、通り過ぎるまで待った。
ヤツが下り、もうとっくにジジババは先に行ってもいいのに、なぜだかこっちを見ていた。
土手は、坂→平ら→坂となっているので、坂から平らなところでフロントに荷重を掛けすぎたので、ちょいとすっ転んでしまった。
「はああ？」って感じのジジイの顔に、こっちが「はああ？」と驚いてしまった。
大丈夫か？って感じだったので
「大丈夫っす、キレてないっす。」
と、そそくさと帰ったが、痛かった、とても痛かった。
投稿者 verju : 2006年04月15日 23:52
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