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2023年03月20日

FIREはセミリタイアを補完する良いものと思った

FIRE(ファイア)と言う名前が出てきた時に思っていましたが、ブログに書くのが大変遅れました。もう今更って感じだったりします。

FIREとは、Financial Independence,Retire Earlyの頭文字をとった言葉です。「FIRE(ファイア)」と読み、経済的な自立と早期リタイアを意味して使われています。

具体的には月20万円の不労収入と得てる人となります。
不労収入は不動産や配当収入など限定されてませんが、不動産はレベルが高いので一般的に配当収入で月20万円以上となるでしょう。

FIRE(ファイア)の名前が出て、単に「また新しい名前が出てきたよ・・・」と思った人がいたら、浅はかです。

FIRE(ファイア)は、セミリタイアの様々な問題を解決したものといえると思います。

以下、セミリタイアの問題を挙げます。

1.年金もらえるか問題
 毎年100万円で暮らすとして60歳の年金受給まで逃げ切るなら、セミリタイアで最低限なのは、40代で2,000万円。

もちろん年金受給開始年齢の引き上げ前の話で、現在では65歳に引き上げられています。数年後には70歳に更に引き上げられる予定です。

年金をあてにしてセミリタイアに踏み切った人は「年金もらえる前提」の見切り発車となっています。

先のように受給開始年齢は、ドンドン引き上げられ「生きてる間にもらえるのか?」というより、前々から年金制度破綻の話もあり「そもそも年金もらえるのか?」というのがあります。

2.いつまで生きるか問題
 40代で2,000万円じゃ足らないから、年金をあてにせず80歳まで生きるとして、更に積み増し3,000万円だ!

それはそれで良い事ですが、現在は平均寿命が伸びて「人生100歳時代」とか言われています。更に積み増し・・・
更に平均寿命が伸びて・・・そう考えると、いつまでたってもセミリタイアできません。

3.セミリタイア後に働き出して、何だかなぁ問題
 セミリタイアは「何か突発的な事があるかもしれないから、働いてもいい」となっています。セミリタイアした人が、何年たっても「セミ」を取らないのは「もしかしたら何かあって働き出すかも知れない」という事で「セミ」を取らないのです。

何千万円とお金を貯めて「仕事を辞めてセミリタイアしました」と宣言しセミリタイアしたものの、何かしら問題があって働き出す人もいます。

何だかなぁと思うのは、一般的にセミリタイアと言ったら「働かない(蓄えた資金で暮らす)」というイメージでしょう。
セミリタイアは、働いてもいいと決められてるとは言え、働いてるのは何だかなぁと。

それに仕事を辞めたのがセミリタイアの契機だったら、仕事をしてるのにセミリタイアを名乗るのはおかしいと言う事になる。

さて、FIRE(ファイア)に話を戻します。

FIRE(ファイア)ですが、月20万円、元本そのまま、配当金で毎月の生活費を得る事になります。

なので、上記1.は年金もらえようが、もらえなかろうが、関係ありません。

2.も毎月の生活費を賄えてるんだから、何年生きようが関係ありません。

1.2.は旧来の日本人らしい貯金主義で、取り崩しの考え方。
FIRE(ファイア)は元本を取り崩さないファイナンスの考え方。

そして3.ですが、仕事をやろうがやらなかろうが、FIRE(ファイア)と言う月20万円の不労収入を得てるのは、変わりません。

そういえば1.2.と関連して、セミリタイアするのに何千万円貯めるかは、個人のアバウトな想定に掛かってるので、明確な金額が決められていない問題もあります。

先に挙げたように普通だったら、小学生レベルの計算をわきまえる道理があった頃は、セミリタイアに踏み切る最低レベルは40代で2,000万円でした。

しかし、明確な基準が設けられていない為「1,000万円でセミリタイア」「500万円でセミリタイア」と、おふざけレベルでも問題ない事になります。

しかしFIRE(ファイア)は、この問題も解決されてて、月20万円以上の不労収入が得られる資産が無いとダメです。

この様な事から、セミリタイアからFIRE(ファイア)へ騒がれ出したのは、納得に値すると思いました。

投稿者 verju : 2023年03月20日 21:00

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