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2007年11月16日
Ubuntu Linuxデスクトップパソコンを新造しよう Part.4
[Ubuntuをwebに利用するのは、最初の1歩]
「Ubuntuは無料のOSで、しかもWindowsで出来ることはほとんど出来る。だからUbuntuに乗り換えよう。」
Ubuntuを紹介する書籍やサイトでは、そのような記事が見受けられたりする。
しかし、これはちょっと短絡的すぎるのだ。
例えば同じWindowsからWindowsにパソコンを買い替える時をイメージすると話が早い。
データのバックアップ、アプリのインストール、設定等、莫大な手間が掛かる。OSが変わるとなると、使えないアプリも出てくるだろうし、細かな使い勝手が異なったりと、なおさら移行したがらない。
やっぱり旧環境は、捨て切れない。
それも勧める側は解っているので、ライブCDやデュアルブード等、旧環境と共用しつつ、なんとかして使ってもらう手段を考える。
もちろん、それにより試してくれる人は増えた。だけど本当の目的はそれじゃないだろう?
人々はUbuntuに興味を持っている、だけど「手馴れたOSから。どうしてUbuntuを使わなくちゃいけないの?」と「Ubuntuを使う意義」が今ひとつ分からない。
そこをクリアしないで、手軽に導入する方法を幾ら示しても無駄なのだ。
どこかで「webを使わせることが出来たらUbuntuは普及する」というのを、目にした記憶がある。
そこではwebを使わせる具体的な方法は示されていなかったが、ここで再度言おう。
新造した低消費電力パソコンで、webに使おう
すべてUbuntuで賄おうとするより、遥かに手が出しやすく。webだけなので、移行の手間がほとんど無いと言っていい。
また、Ubuntuを使えば電気代が掛からないという明確な意義もある。
どうして「webを使わせることが出来たらUbuntuは普及する」のだろう?答えは簡単である。
webをしている時「デジカメで撮った写真が見たいな?」「DVDを見たいな?」と思ったりする。Ubuntuから以前のOSを起動し直すのは面倒なので、Ubuntuにその役割をだんだんと担わせていくことになり、結果、使用頻度が上がっていくのである。
そして、「メインのパソコンを買い替えようかな?」となると、最初にあげた「パソコンを替える」のと意味合いが異なってくる。
通常、パソコンでUbuntuが動作するのだが、どうしても動かないアプリの場合だけWindowsを起動する、と。
Ubuntuをwebに利用するのは、最初の小さな1歩だが、後の大きな1歩となるのだ。
投稿者 verju : 2007年11月16日 23:37
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