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2014年05月10日
美味しんぼの鼻血事件について
『スピリッツ22・23号』に掲載された作品内で、福島第1原発から戻った主人公らが鼻血や疲労感に襲われたとする描写が問題となっている。 作者は「前にも書いた通り、『美味しんぼ 福島の真実篇』は、この後、その23、その24まで続きます」といい、「取材などは、それから後にお考えになった方が良いと思います」と最後まで物語を見守るよう促している。
福島は過去のものとなりつつある今、再認識する上で一役かったのではないだろうか。
実際ヤフーのトップニュースになるまで、そんなことがあるのを知らなかった人は多いのではないだろうか?
上記に引用したとおり話はまだ途中であるが、今後福島へ行くかもしれない旅行者としては、まだ記憶に新しいセウォル号沈没事故のようにならないことを懸念してる。
セウォル号沈没事故。
重大な状況であるに関わらずひた隠しにし、船長の言う
「自室に待機してください。」
との声を、不可解ながらも律儀に守った乗客はほとんど死んでしまった。
今回の描写も
「風評被害になる、何もない。」
という批判を鵜呑みにして、後から問題があってはこちらとしても困る。
「次を見てください」作者のしたたかな戦略も感じられなくもないが、この種の都合の悪い真実は、隠され、捻じ曲げられ、まさに1つの真実を明かしたい思いがあるのだろうし、それは私たちにとって有益だと思う。
投稿者 verju : 2014年05月10日 08:34
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