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2019年01月20日
この業界の人 Part.17
「この業界」といのはIT業界、システムエンジニアのことを言ってます。
ふいに、サラリーマンの時を思い出しました。
何が嫌だって、評価面談
システムエンジニアってある意味、医者・弁護士・税理士のような感じで「個単体だけで、やっていけたりする」んですよね。
IT土方って言葉があるけど、日雇い労働者のように虐げられてるって意味ならそうかもしれないけど、土木作業員の中でも特に資格や技術を必要としない本来の土方であるならば、個人で建築の大規模な受注なんて取れる訳ない。
そういう事で、会社に所属しないで稼げるシステムエンジニアと土方は違ったりする。
「まあ、俺らピンハネ業だからな。」
初期の頃の、サラリーマン時代の会社の社長だったか部長だったかの言葉が忘れられない。
それから会社は、自分の稼ぎの上前をはねるだけの存在という、不信感が現れた。
評価面談って言うけど
「俺のおかげで飯が食えてるのに、評価するとは何事だ!」
って感じでね。
最終のサラリーマン時の会社の評価面談が本当に面倒くさくて、規律性・積極性・協調性などいくつかのカテゴリがあり「これこれこういう理由だから規律性はAですね」という具合に理解を求めなくてはならない。
規律性の例を端的に挙げると
「多少体調悪くても休まず、定時より15分以上早く出社するように心がけ、電車遅延等あっても遅刻しないようにしました。」
評価面談の担当はチームリーダーなんだけど
「遅刻しないって当たり前だよね。こういうことは書くに値しない。」
っていう始末。
帰社日に
このネタを何度も繰り返されるのも頭きた。
「評価面談にふさわしい内容を書くように。"遅刻しない"とか書いたりした人がいたけど、社会人としてはね・・・そんなの当たり前だから(笑)」
そんなくせに、そのチームリーダーは
「出先のタイムカードの問題で1分遅れでも30分遅れになってしまう。」
とブーたれてたことがあって、私から課長に。
「課長も私と同じように定時より15分以上前に出社してますが、多少の事があっても問題にならないように結構な努力してますよね?それが、ギリギリ出社で1分遅れが30分遅れになるのを何とかならないか?という怠慢が、人の事とやかく言えますかね?」
と言ったら、却下することはなくなった。
高度な内容だと理解されないから、分かりやすい話題にしたのに評価されない。
評価面談書式、もう作文ってレベルなんだけど、現場でセキュリティの観点からメール送れないから自宅で書くしかないんだけど、3,4時間ぐらいにかかるのに勤務時間にならないっていうのもバカらしい。
作文で評価されるんじゃなくて、実績で評価されるべきだろう。
それなのに、実績があったのに全然評価されないもの厳しかった。
「現場に新人を入れたら、賃金上げてやる。」
今まで何期もそんなことを言われ、実際に人を入れたにも関わらず
「お前はまだ頑張っていない。」
というようなことを言う始末。
ハァ?って感じ。
ホント嫌だったね。
フリーランスになったときは文字通り「お前の会社に1円も入ってこない」と気分良かったね。
会社人間ってなんかおかしいよね。ピンハネの事実を認識していないのか、会社にいいように扱われてる。
実際の所そんな会社人間ってのは、能力のあるやつから辞めて行くから、会社に残ってるのはどうしょもないヤツだけどね。
そんなことでフリーランスは評価面談が無いのが良い。
契約金を、とやかく文句を言われて減らされないから。
熟練になってくると、新人は稼げないからお金がそっちに流れていくと言うこともあり「なんで顔も知らない新人を養わなければならんねん」と、もうなんていうか色々とストレスに思うことが無くなって、特に個人でやれる人は会社に属さないほうがいいね。
投稿者 verju : 2019年01月20日 14:17
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